瓦 屋


瓦の木型

 

夜が明け被害の全容がわかり台風も過ぎ安堵したせいか、
変なテンションになり瓦屋、建築関係者、行政、保険屋さんと
片っ端に電話をかけまくり助言を求め回復に取り組みます。

幸い祭関係者に瓦屋がおり、すぐに駆けつけてくれ
興奮気味の私に大丈夫なんとかする。と。
大丈夫という言葉がおまじないのように効いたのか
普通の自分に戻してくれる。

とりあえず雨が降っても雨漏りしないよう養生してくれましたが、
瓦が元通りになるにはかなりの時間がかかるそうで、、
なんでも職人が少ない、瓦がない(8月の地震の被害で追いついていない)
ないない尽くしの原因も瓦葺き屋根が少なくなり、職人さん、
瓦の製造業が廃業した等々の理由がある。
たしかに古民家等を除き若い人が住んでいる家は瓦葺きが少ない。

私の仕事柄、昔のモノや技術に触れる機会があるので色々と考えさせられる。
時代に合わず捨てられたモノ、消えかけの技術、文化
もちろん進化や便利は
素晴らしく沢山の恩恵受けているが、
この先、瓦も神社仏閣でしか見られなくなるかもと思うと少し淋しい気持ちになる。

 

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